ビニールの種類 2
こんにちは、葡萄スタッフです。
今日は、先週に書き溜めた記事をもう一つ上げます。
先週のビニール配達ですが大阪の南の方にも行きました。ビニールと書いていますが前回紹介した様にいろいろなフィルムの総称としてビニールと呼んでいます。今回もまたまた紹介します。
3.農サクビ(農業用酢ビフィルム)とは
農サクビはEVA樹脂(酢酸ビニル、酢酸ビニル共重合樹脂)を原料とした光線透過率に優れたフィルムです。
農ビや農POと比べ価格は安く、埃がつきにくいといった特徴がありますが、保温性では劣ります。
主に雨除け栽培や内張り、トンネル栽培に用いられるフィルムです。
ぶどうの雨よけ栽培ではこの商品が主流でしたが、最近では酢酸ビニールの原料が他の資材(工業用)に使用されるのがメインとなっています。今では農サクビを製造するメーカーも大手が2社ぐらいになっている。
4.農業用ポリエチレン(農ポリ)とは
汎用性の高い農ポリは小型トンネル栽培用のフィルムとして広く利用されています。原料はポリエチレンで他の被覆材より価格が安く、軽量です。
トンネル栽培は日中の太陽光を熱エネルギーとして地中に蓄え、夜間に地中に蓄えられた熱が放出する事でトンネル内の作物に快適な環境を作る方法です。また冷たい風から苗を守る効果もあります。
フィルムには長さ方向に向かってフィルムの中央部分(例えば150cm幅なら75cm部分)に製品名や厚み、記号などのセンターマークが印字された物があります。一定間隔で印字されているので、フィルムを張る際やトンネル支柱を用いる際の目安として使えます。また換気用の穴を開けた製品や銀色に着色された製品があります。
ぶどう栽培では特に単年使用の場合0.05mm厚の商品が価格や作業性を考えて短梢栽培の産地では良く使用されています。